九州からたびたび関東へやってくる友人がいる
ヤボ用 出張や海外からの帰りやらで
私にはどうやら「ついで」に会ってくれるみたい
毎回お土産をくれる時も
「ついで」めいた事を言ってから渡してくれます 笑
蒸していた黒豆があったので
甘党な彼女へカンタンにできる
「黒豆たっぷり蒸しパン」をついでに作って帰りに持たせた。
おせっかいながら、生理痛が重い彼女には黒豆悪くないかもと思った
「あ、サンキュ〜。」
女子っぽくなくそっけなく言うけど、喜んでくれたのがわかった
★黒豆は良質なタンパク質で、むくみを改善して血のめぐりも良くしてくれる、冷えやすい女性にはうれしい効能が。カレーに混ぜて食べたりもしてます
煮汁にも栄養たっぷり。甘くておいしくてごくごく。
そして私は知っている。
いつも私に会うのは「ついで」だけでもないって事を。
おみやげを渡す時も
私に気を使わせないように。とか
思いやりの気持ちがあるのも知っている。
だって
成田空港からここへ来るのも
茨城からここへ来るのも
浅草からここへ来るのだって
そんなに近くはないんだから。
「じゃーね、また来るわ!」
私がいつも見送ったって、
あっけないほどさっさと帰って行く
手を振るこちらを振り向きもしないのだ
私もあっさり見送り、遠慮なくそそくさと帰る 笑
そんな私だけど
彼女の気持ちはちょっとわかる
結婚が決まり故郷を離れる時
私を見送ろうとする母に対して
見送らんでいいけん!とさっくり断ってしまう
転勤が決まり、
長くいた勤め先を離れる時も
みんなの前で泣きたくなくて
特に親しくしてもらった雇い主の前では最後の日にも関わらず、
まともに顔すら見ず
ろくなあいさつもせず
お世話になりましたー!と笑顔で
逃げるように職場を後にした
帰りの電車の中では必死に涙をこらえて携帯を取り出し
「泣きたくなかったので、ちゃんとあいさつしなくてごめんなさい。」
と、なんとも味けなくって
情けない内容のLINEを送った
しんみりな別れが苦手な私は
照れ屋な彼女の気持ちをわかってしまう
でも、今回羽田空港へ向かう彼女から私へ宛てたLINEにはこんな可愛いメッセージが入っていた
「すーに会えてうれしかったー!
また会いに来るわ」と。
えっ
ツンデレなの⁉︎
そう思いながらも、ニヤリ。
心がふんわりしたのが確かにわかった