どんなふうに咲いてみよう?

 

夫の知り合いの娘さんが希望の就職先が

ダメだったようでものすごく落ち込んでいると聞いた

 

 

その流れで夫の大学受験の時の話を聞いた

 

 

夫には行きたい大学があったそうだけど

その時の自分の成績では無理だったみたいで

第一希望の大学をあきらめんだそう

 

 

ランクを落としたおかげ?だかなんだか

腐らずに頑張っていたら

第二希望の大学の中で成績は2番だったそう

 

 

2番だった夫は、成績の良い順に就職を選ぶ権利が与えられ、誰より先に希望の就職先(企業)を選べたんだとか。

 

 

人に聞かれた時に自慢できるような大学ではないけれど、理想以上の企業に入ることができたと言っていた

 

今ではめずらしい愛社精神を持ちながら夫は働いている

 

 

流されて生きると思わぬ産物があるように感じる

 

夫は大きく抵抗せずにいつも流れるように生きている

 

  

こうでなきゃ

ここじゃなきゃ絶対ダメだ

ということがない

 

 

執着心やエゴが強く出すぎると

自分が1番苦しくなることを自然に知っているかのように

 

自分に用意される道を淡々と進み

今できることを精一杯やる

 

そういうスタンスに見える

 

試練や苦労もあるけれど、彼の成長にいつも一役買っていて

いつもぴったりなものが用意されているように見える

 

 

 

義理の母は、夫は末っ子で1番手をかけずに育てたと言っていた

母は30代後半から仕事の忙しさのあまり

お兄ちゃんたちと同じように構ってあげられず申し訳なかったとも言っていた

 

それでも一番優しい子に育ってくれたと言っている

 

気をつけていたのは

自分の欲を子供に入れこまないように気をつけて育てたんだそう

1人の人間としていつも尊重したいんだと言っていた

 

 「自分の子供の選択をいつも信じている」と母は言う

 

ここの大学に行ったら?とか

塾に行った方がいいんじゃない?とか

ここの方がいいんじゃない?とか

口を出したことはなく、私が出したのはお金だけ。と言っていた

 

夫自身も口には出さないけれど、お母さんのことを尊敬しているのがわかる

お父さんより母のことを尊敬していると言っていたのも聞いたことがある 笑

 

お母さんからはいつも信頼されて育ったんだと

 

いつも

「あんたがそうしたいのならそうしなさい。」

と言われていたと。

 

自分でよくよく考えた後、

どうしても答えが出ないときはお母さんに相談をして

そんな時は全力で一緒に考えて味方でいてくれたとも言っていた

 

 夫と夫のお母さんの話を別々に聞いているとステキだなと思う時がある

 

 

お互い連絡はあまり取り合っている様子はなくて

確実に私の方が2人の近況を橋渡しするような存在だけど

夫と母の間には目に見えない信頼感を感じる

 

 

 

同級生の友人はみんなの憧れの一流の学校へ合格した

ギリギリでなんとか合格したんだと言っていたけど、途中で通えなくなってやめてしまった

 

その後大きく自信を失ってしまった彼を見て心が痛んだ

 

彼は「お前ならできる」とか

「このくらいできなきゃ!」とか

彼のお父さんに必要以上に目をかけられていたことを

ご近所さんで小さな頃から親しくしていた私は見ていた

 

 

 

「世間で言うトップクラス」

を手に入れたからって

心の平和や幸せが確実に手に入るとは限らないんじゃないか

もちろん鉄壁のガードになるような肩書きの場所もあるけど

心を病んでいる人も少なくはないように見える

 

 

 

ご縁があった場所でどう自分がやっていくのか

 

置かれた場所で咲きなさいと言う誰かが言った本?

言葉があるように

 

今いる場所でどんなふうに咲けるのか

 

いかに過ごすのかを大切にしたいと思った

 

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