自分のペースを守る人は強い 私の転機

私を乗り物に例えると


空まわり型 暴走列車 でした。


んー、なんとも乗りたくないですね

 

10代、20代は脇目もふらずに突っ走ってきたように思います

 

空まわりなので、柱に車体をガンガンぶつけながらも、


エネルギーとパワーのみをフルに使って。

 

でも、そのスピード感が、最高に気持ち良かったです。

 

 


その頃は気づいていませんでしたが、

私の車体はさほど頑丈ではありませんでした。


30代に入り、空ぶかし。
(体調を崩してしまいました。)

 

エネルギーとパワーを消耗してしまい、少し線路から脱線。

 

 


電車の運転席から降り、脱線した自分の車体を外から初めてマジマジと観察。

 

 


あちゃあ、こんなやり方じゃあ、こうなるのか。

 

そうなって、初めて自分の生き方、自分についてゆっくり考えることに。

 

 

脱線してしまう前に思い切って電車を降りるという勇気、

そんな選択も時に必要なんだと思います。

 

 


夫の転勤による引越しで、専業主婦という時間が、私に与えられました。


今思えば私へのギフトだったように思います。

自分や暮らし方を見直すとても貴重な時間。

 


私にはこの時間が必要だった


思い返すと、止まれ止まれ の合図は頻繁に出ていたと思うのですが、

 


止まっちゃいけない
早く目的地に着かなくちゃ

そんな意識だったと思います

 

時間をかけてゆっくり気づいたのは、


自分のペースを知る
そして、守る


ことの大切さ

 


案外わかっているようで、

自分の車体にどのくらい負荷がかかると、がシャン!と壊れるか、わかっていない人は多いのかもしれません。

 

 

とくにがんばり屋さん


エネルギーが切れてきたかなぁ、


少しとばしすぎたから、
少し減速しようかなぁ

なんのためにそんなに急いで

そして頑張っているのか


そんな風に、自分をよく観察して

自分を1番に考えてあげることが大切だと気付きました。


(人のことはよく見えていたりするのですが、自分のことってつくづく見えていないなと思います。)


少し時間はかかりましたが、大きな収穫を得て線路に戻ることが出来ました

 


今は運転席からのんびり、今までとは違った景色を楽しんでいます

 

 


ゆっくり運転にシフトしてから、


たくさんの花や青い空

今まではよく見えていなかった美しい小さなものまで

ありありと私の目には映っています



今見ている景色も、暴走列車に乗っていた景色と同じはずなんですけどね

 


こんなすばらしい景色もあるんだという事に気付けて本当に良かった


エネルギーもガソリンもだいぶたまってきたので、

まだまだこの美しい世界を味わい尽くすべく、

少しずつですが遅すぎた速度を上げて、走ろうかと思っています


以前はおろそかだった、自分の車体のメンテナンスもおこたらないようになりました。

 


快速電車でもOK

すごい速さで走れる特急のような電車もある

私は各駅停車といったところですが、今の私には心地よい速度です

 

みんな違ってみんないい

 


快速電車や、特急電車と速度を競って比べたりしません



特急電車は目的地に早く到着できますが

各駅停車にしか見えない景色もあります


色んな電車があり、自分の心地よい電車に乗っていければ良いのではないでしょうか

 

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